ひょんなことで特注曳航補助ロープを集めるハメになったかろねっちゃん。
陸上で何時間も粘り続けるも一向に収奪出来ない彼女は、
ついにサモア海盆へとその舵を切ったのであった。
予期せぬシャットダウンにも負けず、ようやく該当NPCと会遇したが思わぬ被拿捕を被る。
船員補充に最寄りのワンガヌイへと向かうその視界は、じんわりぼやけていた。
万全の体制を整え非業の地へ舞い戻ると、果たして彼らは居た。
奇襲成功。
接舷後、船員に略奪を書面で示す。収奪も、強奪も、希少アイテム収奪もない。彼女にはその術しか持ち合わせていなかった。幾度その命令を下したろう。収奪報告が上がる。
「ラム酒を収奪しやしたぜ!」
「6400$を収奪しやしたぜ!」
違う。求める物の為、さらなる行動に出た刹那、
「特注曳航補助ロープを収奪しやしたぜ!」
ふわ、っと風が吹いた。
浅焼け上気したたその頬を冷やすかのように。
はたと我に返り、続けさまに収奪命令を出す。積み重なるそのロープ。
勝ち鬨を伝えるビューグルが鳴り響いたとき、6本もの成果がそこにはあった。
補給と慰労を兼ねて、東沖にある私有地へと船を動かすが、甲板上では既に船員達の賑やかな声が。互いを労い、また収奪成果を自慢げに語らい杯を交わしていた。
「まあ今日くらい多めに見てあげるよ。でも今回だけね」
誰にも聞こえないその声は談笑の渦に消えていったのであった。
陸上で何時間も粘り続けるも一向に収奪出来ない彼女は、
ついにサモア海盆へとその舵を切ったのであった。
予期せぬシャットダウンにも負けず、ようやく該当NPCと会遇したが思わぬ被拿捕を被る。
船員補充に最寄りのワンガヌイへと向かうその視界は、じんわりぼやけていた。
万全の体制を整え非業の地へ舞い戻ると、果たして彼らは居た。
奇襲成功。
接舷後、船員に略奪を書面で示す。収奪も、強奪も、希少アイテム収奪もない。彼女にはその術しか持ち合わせていなかった。幾度その命令を下したろう。収奪報告が上がる。
「ラム酒を収奪しやしたぜ!」
「6400$を収奪しやしたぜ!」
違う。求める物の為、さらなる行動に出た刹那、
「特注曳航補助ロープを収奪しやしたぜ!」
ふわ、っと風が吹いた。
浅焼け上気したたその頬を冷やすかのように。
はたと我に返り、続けさまに収奪命令を出す。積み重なるそのロープ。
勝ち鬨を伝えるビューグルが鳴り響いたとき、6本もの成果がそこにはあった。
補給と慰労を兼ねて、東沖にある私有地へと船を動かすが、甲板上では既に船員達の賑やかな声が。互いを労い、また収奪成果を自慢げに語らい杯を交わしていた。
「まあ今日くらい多めに見てあげるよ。でも今回だけね」
誰にも聞こえないその声は談笑の渦に消えていったのであった。
コメント
私も大量に余ってましたのにw
(つд`)
冗談です!大学SS実装前の収奪をフっと思い出して懐かしい気分になれましたっ
意気揚々と書いたらこのザマでしたよ!